日産車の寿命・耐久性
〜 今も息づく技術のニッサンというポリシー 〜
日本のモータリゼーションが本格的になった60年代、トヨタと日産はライバル関係にあり、「技術の日産、販売のトヨタ」と言われた時期がありました。
耐久性が高い日産の中古車はこちら
万人受けするけれど個性が乏しいといわれるトヨタ車に対して、日産はフェアレディZやスカイラインGT、ブルーバードSSSといった名車を生み出し、走行性能や耐久性でトヨタを一歩リードした車を販売していました。
この構図が崩れたのは1980年代で、販売でトヨタに一歩譲ったことから、日産は新たな展開として901運動に取り組みます。
これは"1990年代までに技術力世界一を目指す"、という社内運動で、この取組みが功を奏して日産車の評価は再び回復しましたが、その後のバブル経済の破綻により901運動は頓挫、工場の過剰生産と財務管理の悪化から、1998年には約2兆円もの負債を抱えて倒産危機に陥りました。
この後、ご存じのようにフランスの自動車メーカーであるルノーが筆頭株主になり、カルロス・ゴーン氏が最高責任者に就任、わずか4年で負債を返済しています。
これは日産の車の品質が悪くて経営危機に陥ったのではなく、会社組織の運営方法に問題があった証拠で、ゴーン氏が行ったのは工場の閉鎖や多すぎる車種の整理でした。
ゴーン氏就任後、日産車は再び売れ始め、一時ホンダに奪われた国内第2位の座も取り戻しています。
日産車の耐久性の向上の背景には、ルノーと共通のプラットフォームを利用するということがあります。
共通のプラットフォームを利用することはコスト削減になるうえ、汎用性が高いので故障箇所を見つけやすくなり、品質向上につながります。
現在、日産で売れているノートはこのメリットを最大限に生かした車で、ヨーロッパで高い人気を集めています。
日産車の寿命・耐久性に関しては元々、高い技術力があっただけにゴーン氏就任前の車でも定評のあるところですが、ゴーン氏就任後であっても変わることのない高品質が保たれています。
その表れが期間を決めた強制的なモデルチェンジを行わず、モデルのスパンを長く取っていることです。
モデルチェンジのスパンが長いということは、それだけ完成度が高く、故障が少ない証拠でもあります。
ゴーン氏就任前のように華々しいヒットを飛ばしている車はありませんが、今でも「技術のニッサン」というポリシーは、着実に生産されている車のなかに息づいています。
評価はあくまでも筆者の個人的な見解であり、必ずしも的を得ているとはかぎりませんので、最終的にはご自分のお考えで判断していただきたいと思いますm(_ _)m
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