フルモデルチェンジ後の新車はどうしても値引き幅が少なくなります。
しかし、新型モデルだからといって強気の営業をしていると競合車にニーズを奪われる可能性もあるので、ディーラー側では一定の値引き幅を用意しています。
新型モデルでも値引きの方法はいろいろあり、そのひとつが末期モデルを競合車として選ぶことです。こちらのページでは末期モデルを競合させて新型モデルの値引き幅を大きくする方法を紹介します。
新型モデルでも、購買層が確定している超人気車種の場合は競合車がないことからディーラー側では営業活動を行わなくても売れるため、値引きは期待できません。
カーライフに適した車種のジャンルを確定させ、できるだけ競合車が多い車の購入を計画しましょう。
とくにメーカー間で激しいシェア争いをしている車種はライバル車の末期モデルを競合させることで新型モデルでも値引きが期待できます。
同ジャンルの新型モデルは各メーカーが足並みを揃えて発売するわけではなく、他メーカーが発売後、ある程度経過してから他メーカーの性能や装備を上回る仕様にして発売されます。
5ナンバーサイズミニバンを例に取ると、日産のセレナは2010年、トヨタのヴォクシー&ノア(エスクァイアを含む)は2014年、ホンダのステップワゴンは2015年にフルモデルチェンジと、最低でも1年の間隔があります。
もっとも新しいステップワゴンを希望するなら、もっとも古いセレナを競合車として提示すれば、新型ステップワゴンでも値引きする可能性が高まります。
新型モデルに他メーカー末期モデルを競合車としてぶつける場合、その末期モデルの車両価格や装備、値引き幅、さらに新型モデルの車両価格や装備などを事前にリサーチしておく必要があります。
新型モデルの営業トークで、それら末期モデルよりも新型モデルの方がいかに優れているか、だからこそ値引きができない、という流れに持ち込まれてしまうと競合車を引き合いに出す意味がなくなってしまいます。
それを承知の上で、新型モデルとの比較を行っているという姿勢を見せれば、営業トークの術中にハマる心配がありません。
新型モデルの値引き交渉を行っている中、ディーラー側と交渉が行き詰まることもあります。
そんな時は在庫として抱えている旧型モデルや同一ディーラーで販売している末期モデルを競合とすることで新型モデルの値引き幅が大きくなったり、旧型モデルや末期モデルを大幅値引きしたりこともあります。
その差額が大きい場合、新型モデルにこだわらないことも安く新車を購入する手段のひとつです。
ディーラーが扱うモデルはすべてが同時期にフルモデルチェンジするわけではありません。
たとえばトヨタの5ナンバーサイズミニバンのノア3兄弟は前述したように2014年にフルモデルチェンジしていますが、トヨタには同じミニバンのジャンルにウィッシュがあり、こちらのフルモデルチェンジは2009年と古いので、当然、値引き幅が大きくなります。
ウィッシュはネッツ系ディーラーで販売しているので、カローラ系ディーラーで販売しているノアと競合させることで、ノアの値引き幅が大きくなる可能性があります。
末期モデルはウィッシュに限らず、最終的なマイナーチェンジを行って走行性能や装備を充実させ、価格を据え置きにして在庫整理をするケースが多々あります。
末期モデルでも新型モデルより充実した装備である場合もあるので、新型モデルの値引き幅が少ない時はむしろ、末期モデルを購入した方がお得なケースもあります。
新型モデル、あるいは末期モデルであっても商談があと1歩まで来た時、最後の交渉は車両本体価格ではなく、総費用の乗り出し価格で行いましょう。この乗り出し価格には下取り価格や諸費用が含まれています。
新型モデルは車両本体価格の値引率が決まっているのでディーラー側も値引率以上下げることはできませんが、下取り価格や諸費用では融通が効くので総支払額を下げることができます。
ディーラーの下取り価格は対象車両の査定価格が基準となっているので、基本的に低く抑えられています。
しかし新車販売時、車両本体価格の値引率が上限まで達した場合、下取り価格を上乗せすることで乗り出し価格を安くするという方法があります。値引率が上限と言われた時は、この方法を提示しましょう。
諸費用は契約書に必ず項目が書かれています。たとえば車庫証明の取得手数料があった場合は自分で行い、納車手数料はディーラーに出向けば削除することができます。
また、ディーラーが用意しているオプションをサービスで装着する交渉も忘れないで行いましょう。
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