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ピクシス メガの評価・レビュー
| 写真 | 概要 | 詳細 | |
|---|---|---|---|
 |
メーカー | トヨタ | |
| 車名 | ピクシスメガ | ||
| JC08モード燃費 | 23.2～25.4km/L | ||
| エコカー減税 | 25～60％減税 | ||
| < 主要スペック > | |||
| 全長 | 全幅 | 全高 | 乗車定員 |
| 3395mm | 1475mm | 1835mm | 4人 |
| 室内長 | 室内幅 | 室内高 | 総排気量 |
| 2215mm | 1345mm | 1455mm | 658cc |
| 新車価格 | 中古車相場価格 | ||
| 135.0～184.1万円 | 95.0～154.9万円 | ||
アウトドアの趣味がより楽しくなるピクシスメガ
トヨタのピクシスメガはダイハツからウェイクのOEM供給を受けて販売している軽自動車のスーパーハイトワゴンです。
このカテゴリーの中でもとくに車内スペースが広いことが大きな特徴で、全高は1.8ｍ超、車内高もクラストップとなる1.4m超を確保しています。
エンジンのレイアウトやサスペンションを工夫して走行の安定化を実現
軽自動車のボディサイズは道路運送車両法によって全長は3.4m以下、全幅は1.48m以下、全高は2.0m以下に定められています。
スズキがトールワゴンのワゴンRを発売した時からすでに全長と全幅は規制サイズになっていたため、軽自動車のデメリットである車内の狭さを解消するには全高を上げるしかなく、それを実現したのがダイハツのタントを始めとするスーパーハイトワゴンでした。
スーパーハイトワゴンよりも全高を上げると走行安定性が失われる可能性があるため、それ以上高い軽自動車は登場しないだろうという予測を覆したのがウェイクとOEM供給を受けているピクシスメガです。
サイドシルエットはショートボンネットとキャビンのスクエアなフォルムですが、正面や後面から見るとすでに横幅よりも縦幅が目立つ長方形のシルエットとなっています。
全高を上げると比例して重心位置も高くなるため、走行安定性が劣ってしまうのが一般的ですが、エンジンを定位置にマウントしてサスペンションの剛性を高め、さらにサイドミラーとリアコンビネーションランプに空力フィンを設置して、高い走行安定性を実現しました。
また運転席のヒップポイントが高くなるにつれて広がる後方の死角は助手席側にサイドアンダーミラー、車内後方にリアアンダーミラーを取り付けて死角面積の軽減を果たしています。
シートアレンジでフルフラットになる車内空間
ピクシスメガは小さな子供のいる家族からアウトドアを楽しむ若年層男性向けまでを訴求対象としており、そのための装備が充実しています。
両側電動スライドドアのフロア高は365mmと低いので乗降しやすく、またハッチバックドアを開けた時の荷室フロア高も595mmに設計しているので重い荷物を積み下ろしする時でも腰への負担が少なく済みます。
シートアレンジは多彩で、後部席は左右分割で前倒させることができ、前部席のヘッドレストを外して背もたれを後倒させると車内に完全なフルフラット空間を作り出せるので、マットレスを用意しておけば車中泊も苦になりません。
シート表面は撥水加工されているので雪や砂がついたまま乗車しても掃除しやすく、さらに後部席背もたれ背面は防水加工となっているので汚れた自転車やアウトドア用品を安心して積み込むことができます。
その他、前部席背もたれ背面をワンタッチで車内テーブルにできたり、ラゲッジルーム床下のラゲッジボードを上げると約90Lのアンダートランクがあったり、と軽自動車の中では突出したユーティリティ性を備えています。
アウトドアの趣味に役立つオプションのアクセサリー類
このユーティリティ性を趣味に合わせて使いやすくするのがオプションで用意されているアクセサリー類です。アウトドアで必要な用具を効率よく積載するため、また快適に過ごすためのパーツ類が揃えられています。
例えば釣りを趣味としている場合、フィッシングロッド5本を天井に収納できるロッドホルダーや長物を乗せる時にも役立つクロスシステムバーなどがあり、夜明けと同時に釣りをしたい場合はジョイントクッションを別購入すれば車中泊でも身体に大きな負担をかけることがありません。
海水浴では女性の着替える場所が問題となりますが、バックドアターブを使えば完全個室が作れるので、安心して着替えることができます。アウトドアを遊び場所にしている人には最適のスーパーハイトワゴンといえます。
中古車購入を検討するならOEM元車のウェイクで！
ピクシスメガは元車のウェイクから遅れること約1年、2015年から販売されているので新車発売から中古車市場に流れるための十分な時間経過はあるのですが、OEM車であることから新車販売台数が少なく、その影響で中古車市場にはほとんど流通していません。
ただし元車のウェイクは豊富な車数が出回っているので、中古車を購入するのであれば必然的にウェイクとなります。
ただしウェイクも発売からまだ2年弱しか経っていないので販売価格はやや高値傾向であることを想定しておいてください。状態は修復歴ありを除いてどの車種も比較的良好で走行距離も短めです。
中心価格帯は120～140万円で、2016年登録モデル走行距離1万kmの場合、125～135万円が相場、登録済未使用車も多く出回っており、予防安全装置スマートアシストⅡが装備されたターボモデルでも160～170万円で購入することができます。
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