写真 | 概要 | 詳細 | |
---|---|---|---|
メーカー | トヨタ | ||
車名 | プリウス | ||
JC08モード燃費 | 37.2〜40.8km/L | ||
エコカー減税 | 100%減税+グリーン減税(概ね75%) | ||
< 主要スペック > | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 乗車定員 |
4540mm | 1760mm | 1470mm | 5人 |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 総排気量 |
2110mm | 1490mm | 1195mm | 1797cc |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
243〜320万円 | 90〜220万円 |
目次
ハイブリッド車の先駆けであり、常にトップランナーを走るのが『プリウス』です。初代プリウスが1997年に登場して以来、モデルチェンジを重ね、2015年の12月に4代目が発売されました。
同じトヨタの「アクア」が発売されるまでは、他を寄せ付けない圧倒的販売数を誇りました。全面的にプラットフォームから刷新された新型プリウスの発売により、再び熱い注目を集めています。
トヨタにしては珍しく、7年近いモデルライフを誇った先代の3代目プリウスは、圧倒的な高効率を誇るハイブリッド車でした。
1リットルのガソリンで山手線を一周できるというセンセーショナルなキャッチコピーも未だに記憶されるところです。
しかしながら、その脅威の低燃費を実現するためにボディー剛性などが犠牲になり、お世辞にも「運転して楽しい」とは言い難いのもまた事実でした。
トヨタもその点については大いに自覚しており、むしろ7年の歳月を掛けて先代の弱点を今回、克服してきたとも言えるでしょう。
完全に0からの再設計で、さらにレーザー照射でボディを溶接する新技術などにより、ボディー剛性は驚くべき水準で改善されました。
さらにはトヨタのスポーツカー「86」と同じレベルの低重心ボディとなり、今までのハイブリッド車の走りのイメージを打ち破るインパクトがあります。
3代目プリウスがカーオブザイヤーを受賞して以降、長年にわたり受賞を逃してきたトヨタにとって、今回の看板車種のフルモデルチェンジには並々ならぬ思いが込められているようです。
空力性能や、車内の静粛性、新プラットフォームに最適化されたシートなど、あらゆる面で先代を上回る改善が施されています。
特に静粛性の向上には力が入れられており、「高級車にも匹敵する」静粛性を手に入れたと公式ホームページに謳っています。
インテリアについても、高さを均等に揃えた肘掛けなど、車に実際に乗る人の気持に寄り添ったきめ細やかな配慮が見受けられます。
高回転モーターは小型軽量化、高出力密度化を果たし、バッテリーの小型化にも成功するなど、ハイブリッドシステム全体が刷新されました。
ラゲッジに配置されていたパワーコントロールユニットが小型化によりボンネット内へ移設され、ラゲッジスペースの拡大にも貢献しています。
ハイブリッドシステムにとどまらず、エンジンにも大幅な改良が施され、最大熱効率40%(一般的には30%〜35%程度)という、高効率を実現し、リッター40キロを超える燃費水準の達成に大きな役割を果たしています。
エンジンの排気熱を回収する排気熱回収器に新開発の熱交換器を採用し、小型化と回収効率向上を実現。暖気性能もUPしています。
先代で1リッター32km超という、当時としては信じがたいような低燃費を実現していたプリウスですが、新型においてさらに向上しました。
リッター40.8kmという数字は、アルファードなどのオーナーからみたら目を疑うような数字でしょう。
実用燃費は、JC08モード燃費を下回るのが常ですが、30km近くは行くのではないかというもっぱらの噂です。
ガソリン車では実用燃費で10kmあれば十分に優秀と言えるレベルですのでハイブリッド車の面目躍如と言えるのではないでしょうか。
今までハイブリッド車の購入をためらっていた層にも訴求しそうな、圧倒的低燃費性能を新型プリウスは備えています。
トヨタの最新鋭の先進技術は、目に見えるところにもふんだんに取り入れられています。ハンドルを握って一番目につくインパネ周りも、時代の先を行くプリウスにふさわしい高機能な装備が充実しています。
「マルチインフォメーションディスプレイ」や「グラフィックメーター」さらには「カラーヘッドアップディスプレイ」を備え、ドライバーに必要な走行情報を高精細な画像で表示してくれます。
これらの情報は、ハンドルに内蔵されたまるでゲームコントローラのようなスイッチで操作できますので、運転しながら目を離さずに安全に操作することが可能です。
車庫入れの苦手な方でも、駐車可能かどうか、車が判断し、可能であればアシストを開始してくれる機能など、至れり尽くせりの機能が満載です。
ABS(アンチロックブレーキシステム)やエアバッグなどは、現在ほとんどの車に標準装備されるようになりました。
しかしながらそれらの装備は重大な局面になった時に力を発揮するもので、安全な運転をアシストしてくれるものではありません。
プリウスは、数々の予防安全機能を搭載し、危険な状況に陥る前にドライバーに積極的にインフォメーションを与えてくれます。
車線の逸脱や、夜間の歩行者の早期発見、先行車との車間維持はもちろん、車線変更時にサイドミラーに後続車を感知して情報を表示する機能まで備えています。
万が一の衝突時にも、「全方位コンパティビリティ構造」で衝撃を吸収しつつ、強強度キャビンで車内は守られます。超高張力鋼板が最適配置され、強固な骨格を実現しています。
上記で挙げたような充実した機能性で、プリウスは2016年度の新車販売台数において同社の「アクア」を抜き、4年ぶりに1位を獲得しました。さらに、2016−2017年度の「日本自動車殿堂カーオブザイヤー」も受賞しています。
また、2016年8月には特別仕様車「S"Safety Plus"」も発売されました。「S」グレードをベースに、メーカーオプションである「Toyota Safety Sense P」をはじめ、インテリジェントクリアランスソナー・シンプルインテリジェントパーキングアシスト・カラーヘッドアップディスプレイ・ナビレディセット(バックカメラ・ステアリングスイッチ)」などが装備されている点が特徴です。
とくに「Toyota Safety Sense P」は、前方の歩行者や車との衝突を回避する「プリクラッシュセーフティシステム」、車線からはみ出すと警報が鳴る「レーンディパーチャーアラート」、ハイビームとロービームを自動で切り替えて夜間の歩行者を早期発見する「オートマチックハイビーム」、先行車との車間距離を一定に保つ「レーダークルーズコントロール」という4つの先進安心機能がパッケージになったもので、その安全性から高い評価を得ています。
さらに2017年11月には、内外装にブラック加飾をほどこしたツートーン仕様の「S"Safety Plus・Two tone"」も発売されました。ボディカラーは、「ホワイトパールクリスタルシャイン」「スティールブロンドメタリック」「ダークブルーマイカメタリック」の3種類で、いずれもルーフ色である「アティチュードブラックマイカ」と組み合わせたツートーンカラーになっています。
もう一つ、初代プリウス発売から20周年を記念した「Aプレミアム“ツーリングセレクション・20th Anniversary Limited”」も同時発売されましたが、こちらは2017年12月までの期間限定で受注生産されていたため、現在の入手は困難です。
これらの特別仕様車は中古車市場でも人気が高く、ほとんどが200万円以上で販売されています。
現行プリウスは、2017年11月に一部改良が行なわれたのみでしたが、ついに2018年、大幅にリニューアルされる予定となっています。
今回のリニューアルでとくに変わるとされているのが、デザインです。現行プリウスのデザインには否定的な声も多かったのですが、登場から3年を機にフロントとリアのパンパーの形状が変更され、プリウスPHVに近い形になることが予想されています。
また、ヘッドライトがBi-Beam LEDから3連LEDに変わるほか、人気のLEDシーケンシャルターンランプ(流れるウインカー)も装備されるようです。テールランプも、現行の縦長デザインからPHVに近い形に刷新されます。
インテリアでは、内装色に新色が追加され、室内灯がLED化。機能面では、電動パーキングブレーキと、「Toyota Safety Sense P」が全車に標準搭載される見通しです。
エンジンは現在と同じものが使われますが、TNGA(トヨタグローバルアーキテクチャ)の最新のエンジン技術が適用されることで、効率がアップすると予想されています。
「プリウスはいい車だけど、現行モデルのデザインがちょっと…」という方には、とくに魅力あるマイナーチェンジになりそうです。
4代目プリウスが発売されて3年目を迎える今、現行モデルの中古車も多くの台数が市場に流れています。
以下は、「価格com.」における現行プリウス(2015年モデル)の物件数と価格帯の表です。
現行モデルの中古車台数もかなり増えてきました。価格帯は「123〜398万円」で、とくに年式が新しいものや走行距離の少ないもの、特別仕様車などは200万円以上がほとんどです。
価格com.でもっとも安い123.1万円の現行プリウスは、「平成28年(2016年)・1.9万km・修復歴なし」となっています。
中古車販売店などでじっくり探せば、さらにリーズナブルな価格のものも出てくる可能性があるでしょう。
もっと手ごろな価格の中古プリウスがほしい方は、旧モデルをねらうのも一つの方法です。
機能や燃費性能は現行モデルに劣りますが、旧モデルでもメンテナンス状態の良い高品質な中古車はたくさんあります。
また、上の表を見てもわかるように、2015年以前のモデルは物件数も多いですし、型落ちということで価格も一気に下がっています。
たとえば、先代プリウスにおけるミドルグレードにあたるSツーリングセレクションは、走行距離にもよりますが100万〜150万円が中心価格帯です。走行距離3万km台で100万円以下の車もあります。
現行モデルは高すぎて手の届きにくい方は、旧モデルで状態のいいものを中心に探してみてください。
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