概要 | |||
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メーカー | トヨタ | 車名 | ヤリス |
WLTCモード燃費 | 19.6〜36.0km/L | エコカー減税 | 100% (ハイブリッド車) |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 乗車定員 |
3940mm | 1695mm | 1500mm | 5名 |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 総排気量 |
1845mm | 1430mm | 1190mm | 996〜1490cc |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
139.5〜252.2万円 | 95.5〜235.0万円 |
ヴィッツの後継車、コンパクトサイズの世界戦略車として2020年2月にデビュー、発売と同時に販売台数ランクでつねに上位をキープしている人気車種です。
世界トップレベルとなるハイブリッドの燃費効率、最先端の安全技術、運転しやすいボディサイズに操舵性の良いプラットフォームなどトヨタの技術がコンパクトなボディに凝縮されています。
トヨタは2017年からWRC(世界ラリー選手権)に参加、2018年にはメーカーに与えられるマニュファクチャラーズ選手権タイトルを獲得しています。このWRCに参加しているベース車両がヤリスです。
市販車にはラリーで培われた技術が多くフィードバックされており、ボディフォルムもそのひとつです。前後のフェンダーアーチは大きく張り出し、フロントフェイスを引き締めたことで安定感と躍動感のあるスポーティなフォルムを生み出しました。
ボディカラーは人気色のホワイトパールクリスタルシャインを始め、全18色です。イメージカラーとなっているブラック×コーラルクリスタルシャインなど個性を際立たせるツートーンも設定されています。
内装はけっして豪華というわけではありませんが、コンパクトカーとしては十分な上質感を備えています。ダッシュボードからドアトリムにかけて水平基調のシルバーパイピングを配するなど、シンプルなデザインの中にもアクセントをつけています。
特徴的なのはスイッチ類をドアハンドルやステアリングに集中させていることです。視線をスイッチ類へ移すことなく直感的な操作が可能なので、前方や左右に集中して運転できます。
運転席と助手席にはトヨタ車で初採用となるターンチルトシートがついています。座席横のレバーを引くと座席が傾きながら外側に回転、元に戻す時は背もたれ部分を軽く押すだけというカンタンな操作です。スカート姿の女性にとってはとても嬉しい機能です。
数多くある車内装備の中で、とくに便利と感じさせるのがラゲージルーム内コンセントです。AC100V1500Wの仕様なので家電製品を使うことができます。アウトドアで役立つだけでなく、災害時にも活躍する装備です。
コンパクトカーでウィークポイントとなるのが車内空間です。ヤリスも例外ではありませんが、限られた空間の中を工夫することで利便性を高めています。どうしても狭くなる後部席はヒップポイントを下げたバケットタイプにして足元に余裕を持たせました。
ラゲージスペースはバックドアの開口部を広く取ることで荷物の出し入れがスムーズに行えます。荷室幅は1000mm、荷室長は5名乗車時で630mmとなっており、小旅行程度であれば5人分の荷物でも十分に積めます。後部席は6:4で分割可倒するので、荷物に合わせてフレキシブルに対応できます。
荷室床面の高さを2段階で調整できるアジャスタブルデッキボードを下段に設置すると荷室床面は117mm下がります。観葉植物など背の高い荷物も積載可能です。その他、車内には靴などが収容できるシートアンダートレイ、大開口部を持つフロントコンソールボックスなどが設置されており、小物をすっきりと収納することができます。
骨格となるプラットフォームにはトヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー、TNGA
がコンパクトサイズで初採用されました。軽量、高剛性、低重心なボディを作れることが最大の特徴です。
このプラットフォームに合わせてエンジンも刷新されました。1.5L直列3気筒とモーターの併用によるハイブリッド車はコンパクトサイズでトップクラスとなるWLTCモードで36.0km/Lを記録しています。システム出力とアクセルワークのレスポンスも向上、上質な乗り心地と爽快な走りを楽しめます。
ラインナップにはハイブリッド、1.0Lと1.5Lガソリンエンジン専用車が設定されています。1.0Lは小排気量ながら低・中速域のトルクを太くさせたことでバランスの取れた走行性能を実現しました。パワーに余裕のある1.5Lには6速マニュアルシフトが設定されています。マニュアル車がほとんど存在しない今、貴重な車種といえます。
主なラインナップの燃費効率は以下の通りです。
動力システム |
トランスミッション |
WLTCモード |
ハイブリッド(1.5L+モーター) |
電気式無段変速機 |
35.4〜36.0km/L |
ハイブリッド1.5L+モーター) 4WD |
電気式無段変速機 |
30.2km/L |
ガソリンエンジン(1.5L) |
CVT |
21.4〜21.6km/L |
ガソリンエンジン(1.5L)4WD |
CVT |
19.2km/L |
ガソリンエンジン(1.5L) |
6速マニュアル |
19.6km/L |
ガソリンエンジン(1.0L) |
CVT |
20.2km/L |
安全性能は最先端のToyota Safety Senseが搭載されています。これは予防安全の機能をパッケージした総称で、急なアクセル操作を抑制するプラスサポートや低速時の衝突回避を行うインテリジェントクリアランスソナー、車速に応じた車間距離を保ちながら追従走行するレーダークルーズコントロールなどが備わっています。
最新のシステムとしては、交差点を直進する車や横断する人にも対応するプリクラッシュセーフティが加わっています。レーダーとカメラで検知する方式で、衝突の危険があると運転者に警報で伝え、回避操作のサポートを行います。
駐車が苦手な人にとって嬉しい機能がトヨタチームメイトです。アドバンストパークスイッチを押すとカメラとソナーが周囲の情報を確認、監視しながらステアリング、アクセル、ブレーキを操作して自動的に駐車してくれます。
このシステムは区画線のある駐車場での縦列、並列、出庫だけでなく区画線のない環境下でも操作可能です。予め駐車位置を登録しておけば、以後はメモリ機能が働いて自動的に駐車してくれます。これもトヨタ車では初の搭載となります。
ヤリスは発売から1年半しか経過していないので中古車市場に出回っている数が少なく、高値傾向にあります。以下ぼ価格.comの相場表を見ても110万円以下は2台、そのうちの1台は修復歴がありました。
2021年式に関しては、ほとんどが届出済未使用車です。価格差はありますが、これはグレードの違いが反映されているだけで、低価格はエントリーモデルとなる1.0LモデルのX、高価格はハイブリッドのZです。
新車販売価格を大幅に上回っている登録済未使用車もありますが、その理由はオプションを満載しているからです。すべてのオプションを搭載したい場合、ディーラーと比較して登録済未使用車の方が安ければ検討の価値があります。
先代モデルとなるヴィッツになると価格は一気に下落します。90〜120万円台は車数が多く、比較的状態の良い車種が揃っています。年式こそ3〜5年落ちとやや古くなりますが、登録済未使用車や走行距離1000km以内の車種が数多く出回っています。
先代モデル購入のメリットはハイグレードの車種を安く購入できることです。ヤリスではエントリーモデルしか購入できない予算で、オプションフル装備のハイグレードUやスポーティな走行が楽しめるGRスポーツなどが購入できます。限られた予算枠の中で中古車のコンパクトカーは欲しいけれど、質素な内装はイヤ、という人におすすめです。
コンパクトカーは従来に比べて需要が高くなり、中古車市場にも各メーカーの車種が新旧揃っています。燃費効率や安全性能を検討した上で、好みのタイプを見つけてください。
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